先日、とある作品をSNSで流れてくるのを見た。目玉焼きが均等に切り分けられ、日本の教育を現しているというものだった。
その作品が良いか悪いか好きか嫌いかはさておき、その作品によって沢山の人々の意見が分かれ、考えさせられていること、一種の問題提起としての役割を果たしていることに私も様々な考えを巡らせた。
すべてを均等に切り分け、同じかたちに押し込み、個性を消している…という思いの下で制作された作品なんだろうけど、
「どれだけ均等に分けようと、同じ型に押し込めようとその人から溢れ出るもの、消そうとしても消えないものこそが個性なのではないか」という意見に胸を打たれた。
確かに文章ひとつとっても、絵にしても、
自分の内面の奥底に眠る何か…得体の知れない、言語化できないような何か…匂うものというか…その人らしさってそう簡単に消えない気がする。
そして、隠そうとしてもその人らしさ、その人の匂いってやっぱり漏れ出るというか、溢れるんだろうなと感じた。
私も昔、いまは消えてしまったけど学生のときにらやっていたブログで、文章だけで私だとバレたことがある。笑
バレる前にネット上で多少交流があった方だったし、趣味も知っている方だったから書き方だけでなく内容でもバレる要素が満開だったんだろうとも思うけど…。笑
なんだか恥ずかしくて、なんでー?!って戸惑った記憶がある。
私は私自身の文章が好きではないので、また自分のよくない所がダダ漏れだったのか…?!と気にしたのを覚えている。
絵でも文章でも、表現することにおいて、私はやっぱりどこか自分を押さえつけているところがあって、もっと解放できたらいいのになと日々思いながら過ごしてるわけだけど…これも私といったらそうなのかも。。。
全てを明かしてしまいたいような、何一つ明かしたくないような。
極端ではあるけど。。。
抑えようとしても溢れるその人らしさ、
匂い。香り。色。
私はそういう考え方がとても好きだなって思ったしハッとさせられたよ。
最近悲しいことが続いているけど…。
漏れ出てしまう人間くささを愛そうね。
ではまたーーー。